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※送料込み 岩手県花巻市【きみづかエイチアールイー】 KINERGY No3「Apple Watch充電器の木皿」R3W

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Apple Watchをスタイリッシュに充電したい。収まりが気になる充電器のコードをなんとかしたいというユーザーの願いから誕生したKINERGY®「Apple Watch 充電器の木皿」。有名ハンバーグレストランの木皿を製作する工房のこだわりと職人技が詰まった逸品です。

名称:KINERGY®「Apple Watch 充電器の木皿」R3W
   ※Wは wabi sabi(ワビサビ)と名付けており、
    木がヒビ割れ、自然の営みを感じさせる特別な商品です。
    ご理解の上、ご購入下さい。


サイズ/直径85mm×高さ20mm
重さ/約43g
素材/カツラ・ホウ・トチ(樹種はお選びできません)、マグネット
※Apple純正 Apple Watch磁気高速充電-USB-Cケーブル専用
※手作り品のため、サイズ・重さ等に個体差があります
※撮影モデルのApple Watch本体および充電ケーブルは含まれません
※「KINERGY」はきみづかエイチアールイーの商標登録です

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置くだけで
充電器と空間が変わる

Apple Watchの充電方法は充電器に乗せるだけの手軽さが魅力である。しかし、形状がシンプルであるゆえにコードの収まりが気になるときがある。きみづかエイチアールイーの君塚乾太郎さんは、それを解消し、インテリアとして空間にマッチしたものがほしいと思い、「Apple Watch充電器の木皿」を製作した。
 「木皿」というかたちにしたのは、同社が盛岡発祥の有名ハンバーグレストランの木皿を製作する企業だからだ。盛岡発祥の有名ハンバーグレストラン創業時から半世紀以上たっても変わらない、細部にも手を抜かないつくりは、Apple Watch充電器の木皿にも受け継がれている。

Appleユーザーが本気で考えたガジェット

きみづかエイチアールイーの代表取締役・君塚乾太郎さん。「Apple Watch充電器の木皿」をつくりながら、iPhone充電器の木皿も試作。

君塚さんは、Apple製品を愛用している。パソコンもスマートフォンもApple社、Apple Watchも初代から使用している。
 Appleの製品はシンプルなデザインで使いやすい。しかし、シンプルでミニマムがゆえに、デザイン的にこれはどうなのかと疑問を感じることもあった。特に充電方法とコードについてだった。例えば、Magic Mouse 2の充電方法。
 「デザインはシンプルで好ましいのですが、充電するときはマウスを裏返してLightningケーブルを差さなければならない。その間、マウスとして使用できない欠点があります。シンプルなデザインを追求したゆえのケーブルの問題。底面に差すしかないと理解できても、どうなのか?と疑問を感じました」
 デザインと使い勝手の問題は、工業デザインを学んできた君塚さんにとって興味深い課題だったのだろう。
 その後、Apple Watchが発売され、その充電方法はワイヤレス充電器の上に乗せるだけというものだった。
 「置くだけと簡単なのですが、充電し終えたあとのワイヤレス充電器について疑問を感じてしまったのです。ミニマムでシンプル、磁石でくっついて充電できるアイデアは良いのですが、コードの収まりが悪い。充電後のケーブルを出しっぱなしというのも……、そのかたちをなんとかできないかなと」
 デスクに置きっぱなしにしていると、書類の間に紛れてしまうこともある。かといって、充電するたびにケーブルを引き出しから取り出し、コンセントやパソコンにつなぐのは面倒である。何よりも充電したいときに、スムーズに充電器に乗せたい。
 それならば、サードパーティ製の充電スタンドや充電ステーションを使用すればよいのだが、一般に出回っているのはアルミ製など無機質なものが多く、君塚さんは「何か違う」と感じた。
 さまざまな機能を備えたスマートウオッチは、健康管理や睡眠管理をしたい人、電話やメールの通知を受け取りたい人、電子マネーでキャッシュレス決済したい人などを中心に広まってきた。君塚さんのまわりでもApple Watchを使用している人が増え、ワイヤレス充電器の置き場所について話題になることもあった。
 もやもやしたものを感じながら数年が経ち、君塚さんは動き出した。

「そうだ。うちは木皿屋だから、木皿でつくってみよう」
 当時、Appleh社は、iPhone用ワイヤレス充電器のMagSafe充電器の発売も始めていた。君塚さんはそれに対してもApple Watchと同様の疑問を感じていた。
 「本体の販売数を考えればApple Watch よりiPhoneなのですが、iPhone を買ったときに付属でついてくるのはUSB Type-C(もしくはLightningケーブル)で、MagSafe充電器は別売りでしかも値段が高い。しかし、 Apple Watchには必ずApple純正のワイヤレス充電器がついてきます。なので、最初にKINERGY(キナジー)ブランドとして出すならApple Watch用の木皿と考えました」

オリジナルブランド「KINERGY」の開発

「うちは木皿屋だから、ろくろを使って、皿や丸いものをつくるのが得意だから、木皿でつくってみよう」
 そして、始まったApple Watch充電器の木皿づくり。開発に2年の歳月を要した。
 つくっては悩み、またつくるの繰り返し。そして、2023年12月12日に販売をスタートした。
 ブランド名は「KINERGY(キナジー)」。
 「木は100年150年とか長い歳月を生きているもの。その木には地球が持っているエネルギーやエナジーが感じられます。そこからKINERGYと名付けました」
 ろくろによる成形によって木の可能性を探究して生まれた「Apple Watch充電器の木皿」。一見すると誰にもでつくれそうな単純なかたちである。しかし、よく見ると、微妙なカーブを描いている。
 君塚さんは、「このカーブが大事なのです」という。
 「ほんのわずかな差なのです。このカーブがちょっと違うだけで、見た目の美しさとか手で触った感じとかが違うのです」

充電器の木皿のカーブもハンバーグレストランの木皿もカーブが重要。

「Apple Watch充電器の木皿」の重要な部分であるカーブは、先代から培ってきた技から生み出されている。
 持ちやすい、食べやすい、扱いやすい木皿や木椀をつくるために、きみづかエイチアールイーがこだわり続けた形や曲線が充電器の木皿にも生かされている。
 「食器には必ず曲面がある。そのカーブが手に馴染むというか、そういうものを意識して日々、木地師はろくろを回し、つくっています。その先にあるものとしてのインテリアは私たちにとっては比較的、初挑戦な感じでした」

実際に充電器の木皿にワイヤレス充電器をはめる。底につけられたマグネットに優しく吸い寄せられるようにカチッとはまる。コードが溝にはまるとユーザーにとって課題だった収まり感がある。Apple Watchをのせると、時計ベルトが充電器の木皿のカーブに沿ってさらにテーブルへと流れていく。
 実際に使ってみて驚くのが、充電器の木皿の底がテーブルにフィットするのだ。ガラステーブルで試すとわかるのだが、Apple Watchを持ち上げたときに木皿が動いたり回ったりしないのだ。
 「それは底が真っ平ではなく、中心に向かって抉れているからなのです」と君塚さん。
 抉ることで面ではなく点で捉えるようにすると、平らな場所に置いても動かないという。この形状をつくることで、曲線と角のメリハリがつけられ、デザイン的にもアップした。
 難しいのは充電器をはめる穴ぐりだ。この穴ぐりを削るために木地師に専用の刃物を打ってもらった。そして穴ぐりに「KINERGY」のロゴを焼き入れた。

かんなで削って紙やすりで磨いて、オイルを塗る。いつまでも触っていたくなる滑らかな表面はかんなによる削りでつくり、ペーパーでの仕上げは最小限にとどめている。
 その理由を質問すると、君塚さんは、
「なぜ、かんなによる仕上げにこだわるのかというと、カーブの先にある角をきっちりとつくるためなのです」と教えてくれた。

オイル仕上げを待つ「Apple Watch充電器の木皿」。ひとつずつ木目の表情が異なるので、唯一無二のものとなる。

置いた瞬間、空間が生まれ変わる

実は、Apple製品と木製品は相性が良い。
 東京のApple銀座、かつて宮城県仙台市にあったApple仙台のディスプレイ家具は木製品だった。柔らかな風合いを持つ木製テーブルの上に置かれたApple Watch。これを見たとき、君塚さんは、「やはりAppleは木が好きなんだ。木皿でつくるという自分たちの考えは間違っていない、自分たちの出番だ」と確信したという。
 完成したApple Watch充電器の木皿をデスクに置いてみると、途端にデスクまわりの雰囲気が変わるのがわかった。雑然としていたケーブルがすっきりとするのだ。ケーブルの置き場所が決まるため、あちこちと探さなくても良いのがいい。


 「Apple Watch充電器の木皿」は、自然のものであるため、日々使っていくことで経年変化をする。
 その過程をより楽しめるようにと、さまざまな木目の充電器の木皿を用意した。流れる川のような木目、地図の等高線を思わせる木目、虎竹のように見えるもの、中にはあえて木の割れを活かしたものもあり、それには〝Wabi-Sabi Aesthetic(侘寂の美学)〟と特別な名前をつけた。
 「木の割れというのは、木が生きている証拠。食器には割れのある木材を使うことができませんが、Apple watch充電器の木皿ならば使うことができる。この割れはひとつと同じものがないので、毎日見ているうちに愛着が湧いてくるんですよ」と君塚さん。
 では、さまざまあるApple Watch充電器の木皿からどれを選ぶか。
 選び方もさまざまだ。好みの木目を選ぶ、使っているデスクやテーブルに合わせて選ぶ、部屋の雰囲気に合わせて選ぶ……。それによって、木皿の表情が違って見えてくるから不思議だ。まさに木は、製品になっても生きていると感じさせてくれる。

誕生したばかりの「KINERGY」。次はiPhoneの純正MagSafe充電器の木皿の製品化を考えている。君塚さんはMagSafe充電器に対してもApple Watchと同様のことを感じている。特に充電後のケーブルの所在を。
 「MagSafe充電器は高いので持っている人は少なく、需要は低いと思っていたのですが、友人が『ついにLightningケーブルが壊れたので、ようやくMagSafeの出番かな』と言ったのです(笑)」
 充電のたびにケーブルを抜き差しするのを手間と思っている人は少なからずともいる。需要はApple Watch充電器の木皿より少ないだろうが、販売する価値はあると考えている。
 「私はKINERGYの製品を通して楽しさを分かち合いたいと思っています。『こんな商品を待っていたんだよ』といわれるようなものを」
 木に対する思い、盛岡発祥の有名ハンバーグレストランの木皿づくりの技術が生かされたKINERGYが今後どのような商品を展開していくのか楽しみであるが、まずはApple Watch受電器の木皿でその良さを体感してほしい。

きみづかエイチアールイーの木皿づくりを見学してみた

「Apple Watch充電器の木皿」もハンバーグレストランの木皿と同様にろくろを回し、かんなで削ってつくられる。

削って研磨した木皿にウレタン塗装を施す。その後、乾かし、またウレタン塗装を行う。これを3回繰り返してようやく滑らかでツヤのある木皿となる。

きみづかエイチアールイー株式会社
〒025-0063
岩手県花巻市下小舟渡474-3
TEL.0198-22-5974
FAX.0198-22-3024
http://kimizuka-hre.com

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