岩手県産桑の葉１００％　農薬不使用　ノンカフェイン

「いわいの里ふるさとづくり研究会」の代表 佐藤公一さん。
佐藤さんは、一関市大東町が地元。その地元にある桑の葉は、大東町や千厩町に昔からある資源だと考えている。
佐藤さんはかつて銀行員として働いていたが退職後、地元のために何かやりたいと、地元の便利屋として奮闘してきた。

そんなある時、養蚕業を営んでいた近所のご老人が亡くなってしまい、残った桑畑を継承することになり、桑の葉に傾倒していく。桑の葉を通して、地元の養蚕業の歴史にも深く入り込み、日本の発展に大きく寄与した養蚕が、この大東・千厩でも盛んだったことを、これからの時代にも大いにアピールして行きたいと考え、行動している。

農薬を使わずに栽培している桑の葉。養蚕の飼料として栽培されていた。

養蚕、桑の葉に対する思いから、各地で桑の葉や養蚕に対する想いを講演をしたり、多方面の活動をしている。地元千厩には、創立１２０周年を迎えた岩手県立千厩高等学校があり、創立当初は、東磐井蚕業学校として創立し、今も校章には桑の葉と生糸がデザインされている。校庭には今もなお、桑畑が広がっている。そんな同校の生産技術科生活科学コースでは、地元の宝である桑の葉について研究しようと「桑の葉プロジェクト」が動き出した。

佐藤さんは、「桑の葉は、地元の宝。地元の高校生が地元の良さを掘り起こしてくれるのはありがたいね。と目を細めた。千厩高校の「桑の葉プロジェクト」には、佐藤さんも全面的に協力し、講演や日々のアドバイスなどに力を入れている。更に、桑の葉、養蚕に関しての歴史などもっともっと掘り下げて行きたいと研究にも余念がない。

桑の葉には、血糖値の上昇を抑制する効果がある「デオキシノジリマイシン」が含まれていて、機能性の高い食品として研究が進められている。岩手県内では収穫した無農薬の桑の葉を、お茶の製法で粒子の細かいパウダー状にした。
水やお湯に入れて攪拌するだけで桑の葉茶になり、桑の葉茶を焼酎で割るのもおすすめ。

「いわいの里」ふるさとづくり研究会
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岩手県一関市大東町鳥海字上野97-3
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